
エイジング毛とは、年齢を重ねることで髪の構造が変わり、うねりや乾燥が進みやすくなった髪のことを指します。
特に、大人の女性の髪に多い「うねり」の原因は、髪の内部の空洞化とキューティクルの減少にあります。
エイジング毛の原因
髪の空洞化
若い頃は、髪の内部(コルテックス)がしっかり詰まっているため、滑らかでまっすぐな状態を保っています。

しかし、年齢とともにCMC(細胞膜複合体)と呼ばれる、髪内部の組織を接着する成分が減少します。
CMCは、主に「セラミド」と「コレステロール」(57%)や「タンパク質」(43%)で構成され、
コルテックス同士をつなぎとめる「糊」のような役割を果たしています。
このCMCが減少すると、髪の中に隙間が生じ、内部がスカスカになりやすくなります。
これが髪の空洞化です。
脂質と水分の減少
髪の内部が空洞化し、表面が凹凸になると、髪の形状が変わり、うねりやチリつき、ふわふわした感じが出てしまいます。
特に40代以降は、コルテックスの量が20代の頃の約1/8にまで減少するため、髪にハリがなくなり、乾燥しやすくなります。
さらに、髪を構成する「ケラチン」の生成量も減少し、保湿力が落ちるため、髪がパサつきやすくなります。
キューティクルの損傷と耐久性の低下
キューティクルの枚数も、年齢とともに減少していきます。
これには代謝の低下も関係しており、髪を覆うキューティクルが新たに生成されるスピードが遅くなるため、髪の表面が傷みやすくなります。
また、髪の強度を支える成分である「マイクロフィブリル」と「マトリックス」のバランスが崩れ、髪の耐久性が弱くなります。
そのため、日常のブラッシングやドライヤーの熱、1~2回のパーマやカラーなどの科学的に対しても敏感になり、ダメージを受けやすくなってしまいます。
エイジング毛のケアに「高濃度サプリケア」

年齢による髪の変化に対応するためには、「ケラチン」と「CMC」の補充が重要です。
一般的に保湿ケアとしてオイルやトリートメントを使用することが多いですが、
これらは髪の外側を保護するものであり、内部を補充するわけではありません。
根本的な解決には、まず髪の内部の栄養を補い、その後に外部を保護するケアを行うことが大切です。
髪の内側からのアプローチ
髪の内側にしっかりとした、栄養を届ける「高濃度サプリケア」は毛髪の強度を補い、
髪の弾力やしなやかさを引き戻すことで、年齢による髪の変化に対応できる土台が整います。
CMCの補給と保湿
高濃度サプリケアには、年齢とともに減少するCMCや保湿成分が高濃度に含まれており、髪内部の保湿環境を改善します。
これにより、髪がふっくらとし、乾燥によるパサつきや広がりが抑えられ、艶のある髪をキープしやすくなります。
ダメージ耐性の強化
ケア成分に含まれる補強成分は、キューティクルを保護し髪にダメージを与える外的要因から守るため、髪が傷みにくくなります。
特にカラーやパーマを楽しみたい方にとっては、これらの施術後のしなやかさと持続性をサポートします。